« November 2008 | Main | January 2009 »

December 2008

December 31, 2008

青春ソング

紅白にウンザリしてコンビニに行ったら、急にこの曲が脳内でかかった。
なぜ?


17の時、毎日のように聴いていたっけ。
この曲を聴くと箕面牧落駅前のミスタードーナツを思い出す。
周りはデュランデュラン派ばっかだったけど、私は断然カルチャー・クラブ派だった。
ボーイ・ジョージのおよめさんになりたい、と本気で希っていた。


当時の自分に願望達成能力がなくて本当によかったです。


大つごもり

気がつけば大晦日。 長編小説の執筆、とうとう年内に終わりませんでした。
辛抱強く待ってくれている担当さん、ほんとうにすみません。 予定調和でテキトウなものを出すくらいだったら、出さない方がましと思うのです。 作家生活初の締め切り破り、この場を借りてお詫び申し上げます。


行き詰まるたびに散歩に行ったり高いビルの上に登ったり猫と遊んだりして、いろいろとやっているとうやうやとお話が動くのがわかります。 何冊か本を書いてみて初めて知ったことだけど、小説って明らかに自分の意志を持っている。 書く私の手はただ使われているだけ。 悩んでいる頭さえもそう。 ただ言えるのは、どんなに苦しくても足を止めなければいつかゴールに着けること。 この感覚が得られたのは二年前、ホノルルマラソンを完走した時の体験が大きいと思う。


今年は私にとって不要なものをそぎ落とす年でした。 子どもの頃の私は人づきあいが苦手な代わりに動植鉱物のたぐいとはめっぽう仲の良い子どもで、具体的には犬や猫や木や石に本気で話しかけたりしておりました。 そういう人間が大人になればどんな目に遭うかは明白で、私も例外でなく社会性のある真人間になるために大変な苦労をしました。 
その結果、世をうまく渡るための処世術は確かに身につけたんだけど、その代わりに私の中の一番大事なものが傷ついていきました。 そのことがわかってはいたけれども、どうしようもないままに月日だけが過ぎていったんです。


そんな私の中で「失地回復運動」が起こったのはほんとうについ最近のことで、インナーチャイルドとでもいうのでしょうか、長いあいだ私の中にジッと隠れていた小さな子どもが、「これ以上の我慢はならじ」とある日とうとう大反逆を始めました。


本当は好きじゃない人と付き合うのはやめなさい、無理して相手に合わせて心身を消耗するのはやめなさい、嫌われるのを恐れるあまりにコビるのはやめなさい、相手のけちなプライドを守るために自分を損なうのはやめなさい、etc。


私がそれを無視するたびに、小さな子どもは私の胃を痛くしたり、頭痛を起こしたりとものすごいことをしました。
まるで孫悟空のあの輪っかです。 人間、つらかったり痛かったりしないと本気でものを考えないんですね。 このままでは死んでしまう、と私は次第にその声に従うようになりました。


そして、これを実行することで何人かの人に嫌われ、私自身もさんざんに傷ついたんだけれども、ふと気付くといつの間にか、周りには見事なくらい「大事な人」だけが残ってました。
そして同時に気付いたんです、子どもの頃から「風変わり」「浮世離れしている」と言われ続け、もっとちゃんとしなさい、周りに合わせて行動しなさい、と注意され続けてきた部分こそが、私をして小説を書かせてくれていたのだと。
たったそれだけのことに気付くのに、これだけの年月がかかったわけです。
そしてそれを長いあいだ抑圧していたのは、誰でもない自分自身だった。


そのことに気付いてしまって以来、私が日々こころがけているのは、何をするにも「それを自分は本当にやりたいのかどうか」を瞬時にスクリーニングすること。 人と話はするけれども、以前みたいに(そうじゃない)と思ったことに対して「わかるわかる」なんて言わない。 誰かにものを頼まれても、それが本人の「甘え」だったら心を鬼にして断る。 そういうことに気をつけるようになった途端、今までいかに気前良く許すことで自分を傷つけてきたかがわかったわけです。


そんな「大掃除」をしたせいか、最近、体調は近年ないくらい上々で、 今月一回だけ風邪をひきかけたものの(よりによって今年唯一の忘年会の当日。 川井憲次さんごめんなさい)、どうにか持ち直して完全体。
昨日はダンナと一緒に目黒までハリ納めに行ってきました。 最初はしぶしぶ通っていたうちのダンナも、持病の蓄膿症が軽くなってきたのでトーヨーのシンピに開眼した模様。 まだ足三里にお灸を据えさせてくれるところまではいっていませんが。


今年最後の日だもんでつい長くなっちゃった。 というわけで皆様、来年もよろしくお願い致します。



December 26, 2008

灸をすえる

Okyuu









さいきん惚れている冷え撲滅キャンペーンのニューカマー、その名もズバリ「お灸」です。
これ、ライターさえあればいつでもどこでも手軽に出来る。 ツボにやるだけで足がポカポカ、その日は寝る時に靴下いりません。
女性に一番効くツボは「三陰交」といって、両足の内くるぶしから指4本分上にあります。 ここにお灸をすえたりカイロを貼ったりして暖めると、女性にはとてもいいのだそうです。
ちなみに男性は「足の三里」。 これは膝小僧からちょっとナナメ下くらいのところにあります。 私はご存知の通り冷え性だけでなく凝り性なので、しばらくはどこへ行くにもこれを持参し、気が向いたらいろんな人に灸をすえようと思ってます(笑)。

 


December 25, 2008

クリスマスプレゼント

Rainbow2008_3









家で仕事していたらヘリコプターがやたらとうるさい。 むー、こっちはイブも仕事してんのに優雅にヘリコプター遊覧かよう、なんてしょぼんとしていたら、どうもちょっと様子が違う。
ご飯食べに外に出たら、渋谷上空あたりで3台くらい、ぐるぐると旋回してる。


帰って、ネットで何があったのかを知った。


36歳なんて早すぎる。
なんか無性に腹が立ったので、私の好きな茨木のり子さんの詩をクリスマスプレゼント代わりにのせておきます。



「わたしが一番きれいだったとき」 

わたしが一番きれいだったとき
街々はがらがら崩れていって
とんでもないところから
青空なんかが見えたりした

わたしが一番きれいだったとき
まわりの人達が沢山死んだ
工場で 海で 名もない島で
わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった

わたしが一番きれいだったとき
だれもやさしい贈り物を捧げてはくれなかった
男たちは挙手の礼しか知らなくて
きれいな眼差しだけを残し皆発っていった

わたしが一番きれいだったとき
わたしの頭はからっぽで
わたしの心はかたくなで
手足ばかりが栗色に光った

わたしが一番きれいだったとき
わたしの国は戦争で負けた
そんな馬鹿なことってあるものか
ブラウスの腕をまくり卑屈な町をのし歩いた

わたしが一番きれいだったとき
ラジオからはジャズが溢れた
禁煙を破ったときのようにくらくらしながら
わたしは異国の甘い音楽をむさぼった

わたしが一番きれいだったとき
わたしはとてもふしあわせ
わたしはとてもとんちんかん
わたしはめっぽうさびしかった

だから決めた できれば長生きすることに
年とってから凄く美しい絵を描いた
フランスのルオー爺さんのように
                  ね


December 24, 2008

不況について

Gooxmas






メリークリスマス。 皆さん、どんなイブをお過ごしですか。


私は24日も仕事してます。 小説がずっと長引いてるので、基本毎日書く日々です。 それでも昨日今日と息抜きに友達とお茶しました。 昨日はひとつ年下の友人女子で、24日に入籍だそうです。 すごいよ、今年これで40歳の結婚報告4人目だ。 アラフォー婚ていうか、私これを「9回裏二死満塁逆転ホームラン婚」て呼んでます。 めでたい。 4人のうちのひとりが言った名言「幸せになるヒケツは、どんなに三振が続いてもバッターボックスに立ち続けること」いいねえ。


今日会った友人からはお金がなくて製薬会社の新薬モルモットのバイトをしたという、不況をもろ感じさせるようなお話を聞きました。 2泊3日で6万8千円もらえるそうです。 毛はえ薬を背中に塗られてただじっと過ごすそうで、もし背中が坂本竜馬みたいになったらどうしようと笑ってました。 お茶おごろうとしたらその手を制して「クリスマスだから僕おごります」。 おまけにプレゼントですというのであけたら、出てきたのは可愛い白黒ヤギさんのマグネット。 何のメタファか知らないけど、日本男子の鏡だよ、あなたは。 新薬モルモットの金でおごってもらったハーブティはなんとも切ない味がしました。


この人は他にもパチンコの打ち子とか、都市伝説を絵に描いたようなバイトばかりやっていて、どうやって生計を立てているのか恐ろしくてこっちからは聞けません。 バイトといえば思い出したのが、私も昔ホントにお金がなくて、よし血を売ってお金にしようと病院へ行ったこと。 ところが採血の結果、「こんな貧血じゃとれません」。 恥ずかしいやら情けないやら、お大事に、と病院で増血剤とヤクルトもらって泣きながら帰ったのを覚えてます。 今だったら血はバッチリだからきっと800ccはとれるだろうに。


今はどこもかしこもすごい不況の嵐で、毎年この時期は若者カップルでごった返すティファニーも今年は閑散としてるそうです。 シャレにならないこの状況、私が言えることはただひとつ。 まず一にも二にも健康管理、これがなきゃどうにもならない。 逆に、健康さえ保って謙虚にしてれば必ず誰かが助けてくれます。 私昔働きすぎで身体壊して職失って家賃払うのも困る時期あったけど、それでもせっせと履歴書書いて面接行ってたらなんとか職につけました。 アルバイトでもなんでも、なりふり構わず食うだけだったら気力があれば必ずできます。 自分が何をやりたいかとか、そんなことはお金をつくって余裕ができてからでよろしい。 大事なのは今を乗り切ること、嵐の時には帆をたたんで船を沈没させないこと。 というわけで、今年もあと残りわずか、皆様、メリークリスマス!

 


December 23, 2008

巻きをいれる

Binaru






北島康介君のCMにつられて例のビッグマウスを食べたところ、ものすごい胸焼けが一両日続きました。 ううう。


友達に勧められて買った、ビナールプチモイスチャーカーラー。 秀逸です。

このカーラーの良いところは、従来の高温アイロンやホットカーラーとは違って、スチームによって髪に必要なモイスチャー(水分)を補いながらスタイリングできること。 だから傷みの心配もなく、潤いとツヤのある美しいカールに仕上がるのです。
一度ついたカールは水にぬれるまで取れないので、ブロー嫌いの横着なわたくしにピッタリ。
おまけに加温加湿が約10秒以内と短く、1本巻いているあいだに次のカーラーが加温されるので、短時間で思いのままのカール&ウエーブに仕上がります。 こんなスグレモノが一万円しないのですから、美を求める婦女子には実に良いお買い物といえます。


というわけで、最近の私の髪はクルクルの巻き巻きなのですが、何せ毎日家で仕事してるので、巻きをいれても人に見せる機会がぜんぜんないんですな、これが(泣)。



December 21, 2008

メロメロ石

Meromero






よくまあ次から次へと考えつくもんだ、と思いますが、行きつけのネイルサロンのネイリストさんからの情報。


いま沖縄ではメロメロ石なるものがひそかに流行っているらしい。


なんでもこれをつけていると、異性がメロメロになって寄ってくるんだって。 彼氏のいない人はモテモテに、いる人は相手の浮気防止に、マンネリ気味の人には新しい出会いがやってくる・・・といった、まことに都合の良い効能書きが。


もともと一夫多妻制だったジャマイカの女性が、夫の目を向けさせるためにつけていたレッドアメジストに、那覇・国際通りのアクセサリーショップ「ブヌヌヌス」という店のデザイナーさんが、世界中から集めた古ビーズと合わせて作ったブレスレットやネックレスらしい。
ブームの火付け役となったのはスチュワーデスさん達で、でも彼女達は仕事中はアクセサリー禁止だから、代わりに皆さんブラジャーの紐にくくり付けてるんだとか。


流行りモノには弱い私、ええ、もちろん買っちゃいました。 だって恋愛に限らず、オールマイティに効くっていうんですもの。
沖縄まで行く時間はなかったので、ネットでもって通販買い。 メロメロ石も信心から。 さて、効くか?



December 20, 2008

清田くん

Odaiba





お台場の清田益章くんちでヒーリングをやってもらった。


スプーン曲げで一世を風靡した彼との付き合いはもうかれこれ7年になる。 初めて彼と会ったのは彼の実家のお寿司屋さん。 清田くんは私を見るなり、カウンターの中にいるお母さんに向かって、いきなり「なあ、こいつ、○○子に似てない?」と言った。


○○子さんというのは清田君の一番目の奥さんの名前だ。 あとで写真を見せてもらったけど、ほんとうに良く似ていて驚いた。 今はもうどこで何をしているかわからないと彼は言ったが、つい最近、数年前にがんで亡くなったことが人づてにわかったという。


清田くんはバツ2である。 私が最初に会った頃、彼にはきれいな二度目の奥さんと子供がいた。 それがしばらくして会った時、彼は再び一人になっていた。 何があったか詳しくは知らない。 ただ、そのことが彼の心に大きな風穴を空けたのは事実である。


去年の春、子宮筋腫がふたつ見つかり、何度か清田くんのヒーリングを受けた。 そのせいかどうか断言できないけど、現在、筋腫はふたつともきれいに消えている。 西洋医学ではありえないので、やはりトーヨーのシンピなんだろうと思う。


清田くんはヒーリングにお金をとらない。 彼はスプーン曲げを始め、誰にもできないことがいろいろとできるけど、お金に執着がないらしく、ユリゲラーみたいにビジネスに走らない。


ヒーリングが終わった後、清田くんは私に言った。「きみが○○子に似ているとオレはずっと思ってたけど、こうやってヒーリングしていると、やっぱ別人なんだな、って思った」


波動がぜんぜん違うのだという。
その言葉を聞いた時、ああ清田くん、超えたな、と思った。


ヒーリングのお礼がわりにお台場で晩ご飯をご馳走する。 清田くんはお台場という街に愛着を持っていて、露店のアクセサリー売りのお兄さんにもごく気軽に声をかける。 ほんとうに、年齢や経験からは考えられないくらい、純粋で優しい人だ。 これではさぞ浮世の暮らしが生きにくかろう、と思う。 


常人にはおよそ想像もつかないような人生を生きてきた彼は、そのやんちゃな見た目とは裏腹に、他人にものすごく気を遣う。 だから女の子にはすごくモテるが、なかなかうまくいかないらしい。 


繊細な彼を包み込めるような女性に早く出会えればといいのにな、とお台場のクリスマスイルミネーションを眺めながらひそかに、思った。 



December 18, 2008

原稿が終わりません

もはや長期化泥沼状態。


だからってわけじゃありませんが、うるおいを求めてまたコラーゲン大量摂取してきました。 美人薬膳火鍋リベンジ、今度はダンナと高津文美子ちゃんが一緒。
2センテンス以上喋らないうちのダンナと、常にアクティブに喋ってないと死んでしまう鮫のようなふみちゃん。 ふたりを会わせたらどうなるかと楽しみにしていた私は、子供の頃、ドジョウとザリガニを同じ水槽に入れて観察するのが好きな子供でした。
2匹の鮫に挟まれたダンナ、ほとんどエリア51で捕まった宇宙人状態です。

Alien_2






高津文美子ちゃんのブログはコチラ。 彼女の新刊「高津文美子のHENGAO レッスン」好評発売中です。

Humichan_001


December 15, 2008

猫が

Yukadan









リビングの床暖房でのぼせたらしく、私の仕事部屋のひんやりとした床の上でノビてます。(こっちには床暖房はない)


外は吐く息が白いとゆうのに。


ああゼイタク大国ニッポン。


December 13, 2008

美ジンジャー

Bijinja









友達がこないだくれたボタニカルズ冬季限定ティー、「美ジンジャー」。
ネーミングからしてみるからに美しくあったまりそうな気がします。
「寒い寒いといってもしょうがない!」というコピーだけがちょい寒いのですが。


December 11, 2008

もったいない

インフルエンザの予防接種をしてきました。
実はこの年まで打ったことなかったんですが、今年だけはかかるわけにはいかず。
問診表を書いていたら、お医者さんから「12月だから血液検査もしときますか」と言われ、
よく考えずに脊髄反射で「ハイ」と答えてしまった私。
採血の注射針が腕に刺さった瞬間、稲妻のように気付きました、
ほんの先週、健康診断で採血されたばかりだということを。


今夜はもったいないおばけが夢枕に立ちそうです。


December 10, 2008

山王日枝神社

Hie









霊験あらたかな赤坂の山王日枝神社へゆく
ここの近所の某所で長年派遣社員やってた頃
毎日のように通ったなー 昼休みとか
作家にしてください
素敵なパートナーください
切々と願っていた よるべなかった小雀の私
なんだかんだいってみんな かなった
神頼みってのはするもんだ
ひえー
ただ 何もせんで願ってばかりじゃトーゼン何事もかなわなくて
人事を尽くして天命を待つ
これぞ私の座右の銘


今日願ったのはまた別のこと
何を願ったかはかなうまで内緒
願い事ってのは人に言っちゃいけないんだよ
あと お願い事は一度にひとつだけ
これが聞いてもらえるコツ だ そうです


夜はK談社様と表参道で会食
私の本 ダンナさんの映画
ビミョウにシンクロしながら同時進行してて
このままゆくと来年にはきれいな花がいくつか咲きそう
しかしあれだな やってることは日々ジミーの極みなのに
花が咲くのはほんの一瞬
花火職人の気持ちわかる



December 09, 2008

農家の台所

Daidokoro1









近所に「農家の台所」なる野菜料理レストランができたので行ってみました。
そうそうたる著名人の花にビビリながら中に入ると、のっけから気合いの入った有機野菜販売コーナーがお出迎え。 見たこともない野菜や果物が自己主張しています。
さらに席に案内されると、天井の高い店内には「選挙ポスター」風になった農家の人達の御姿が。 この、ちょっとズレた「前に出る感じ」、あんまり嫌じゃありません。 そうよね、何でもアリのこのご時世、なんでも楽しくやんなくちゃあ。
いただいたお粥セットはおいしかったです。 値段も手ごろ。 通います。



December 08, 2008

星に願いを

Sima2008









迷った時 疲れた時に
「ああ あんたは大丈夫 正しい道を行っている」と言ってくれる人がいることの心強さ
自分でその自覚はなくても
ひとりでフラッと島へ行きたくなるのは大抵心がヨレた時です


夕食後 みんなで海に夜釣りをしにいき
海にまっすぐ飛び込んでいく銀色の流れ星を見て
ああ 願い事する暇なかったなあ と誰にでもなく言う私に
帰り際に 「はいこれ あたしが描いたの」と彼女から渡されたのは
夜の海に流れ星が飛び込んでいくところを描いた一枚の油絵でした


「『星に願いを』っていうタイトルなんだよ あたしが描いたの 持ってって」
彼女はプロ級の才能があるのに
決して自分の絵を売らない
あたしの絵は あくまであたしのためだけのものだから と言い切る
だから彼女の絵が見たければ 直接彼女の宿に泊まるしかない


あんたはもっと夢を持つ必要があるよ と彼女から帰り際言われた
本が売れるとか 有名になるとか そんなのではあんたはたぶんハッピーにはならんから
もっともっと自分の夢を持った方がいい と彼女は強くいう
じゃあ夢ってなんなの と聞いたら
「次は何しよっかなあ」 だよ 


ときどき 私の小説を読んで感想のメールをくれる人がいる
数は少ないけど 大抵 それは思い切った感じの長いメールで
「あなたの小説に救われた者がいることを伝えたくて」と書いてくる
作家になって いろんなことが嬉しかったけど やっぱり 一番嬉しいのはそれだった
自分のような者にも 誰かを癒すことができるんだと思った


そういう人が何人かいるんだったら それだけであんたの人生OKじゃん と彼女は言う
たくさんの人にうすーく好かれるか 数少ない人にディープに好かれるか
それは好みの問題だし 大事なのはどっちが自分にとって幸せかってことだから
もし 何かのはずみで自分の作品がバカ当たりするようなことがあっても
それはパチンコのフィーバーみたいなもんだから くれぐれも浮かれたらあかんよ だって


これだから 島へちょいちょいエスケープするのが私はやめられないのです

 

 


December 07, 2008

逃避行

ただ今奄美空港で東京行きの便待ち中。

今回、レンタカーを借りたせいでただでさえ毎度あちこちで持たされる土産がいつもの倍になりました。
もちろん、自分で買う余裕なんかありません。皆さん、どうもありがとう。でも、「どうせ車なんだからいいでしょ」。あのー、だから車は空港で返すんだってば(泣)


羽田に着くのが恐ろしいです。



December 04, 2008

コラーゲン鍋

Turuturu









スッポンにウコッケイ、鮫コラーゲンにアガリクス茸と、身体によさげなものばかりがこれでもかと入っている「コラーゲン鍋」を食べたらお肌ツルツルになりました。
気のせいじゃなく、本当に、そうなの! お風呂入ったら肌が水はじくし!


December 02, 2008

エリック・パールさん

Reco_2







LA在住の世界的ヒーラー、エリック・パールさんにお会いしました。


思い返せば、エリックさんの著書「リコネクション」(写真)を買ったのが2年前。 
ところが、ふだん「積ん読」をしない私には珍しく、ちょっと開いて「今じゃないな」と、ベッドサイドにそのまま放置。 
それが先月初め、ふと急に読みたくなってイッキ読みしたところ、なんとそれから一週間後、桐島ノエルちゃんから「来週うちでエリックさんのプライベートセッションやるけど来ない?」というお誘いがあったのでした。
相変わらず、切実でないところにばかりシンクロニシティが起こってます。


エリックさんは陽気でお洒落でとっても冗談好きな人。 
見た目もグッドルッキングで、ちょっと見にはラスベガスあたりで帽子からハトを出す人のように見えます。 
が、目の当たりにしたヒーリングの実演は驚きの数々。 
セッション中も、彼が近くにいるだけでなんだか手のひらがピリピリします。


「ヒーリングに距離は関係ない」とエリックさんは言い切ります。 事実、彼のヒーリングを見ていると、彼が患者から離れていくほど患者の反応が大きくなる。 そして驚いたことに、それが最も強力になったのが、彼がこっそりヒーリングをやめた後だったのでした。
「やろう」という意志がなくなった瞬間、最も力が出るのだそうです。
これ、なんにでもいえるかも知れない。 たとえば、「どうしても欲しい」と思っているのになかなか手に入らなかったものが、フッと力を抜いた瞬間、アッサリ手に入るとか。
もしそれが本当なら、私達はあんまり力を入れてあれこれ望まない方がいいのかも知れない。


素顔のエリックさんはかねて私が思い描いていた「ヒーラー」の定義をかなり外れた人で、買い物大好き、お酒大好き、お肉もスイーツももりもり食べる。 そして、自分をプロテクトするための水晶や塩なんかいらない、と断言します。
それを聞いたとき私は「これは理想かも知れない・・・・」と思いました。
なぜなら、私の考える究極の健康とは、「何からも自分を守る必要がなく、なんの食事制限をせずとも健康でいられる状態」だから。
菜食は確かに頭がスッキリします。 だけど、やりすぎると闘争心が減っていく。 バリバリ原稿書くためには、やはりある程度の動物性タンパク質が必要。 そんな私は今のところ、「野菜&魚、ときどき肉」という食生活を送ってます。


セッションの後は桐島洋子先生主催の懇親会。 私はいたいけな外国人をだまくらかして「ヘンなガイジン」にするのが大好きなので、同行の高津文美子ちゃんと一緒に、酔った彼に「ヨッパライ」「プチ整形」といった日本語を次々と教え込みました。 
(念のため申し上げておきますが、普段は王侯貴族とかハリウッドセレブとかを相手に仕事してる人です)
いじられていると知りつつも、無邪気に喜び「ヨッパラーイ」を連発する彼を見て、私は「ああ、やはり神はこういうモーツァルトみたいな人に才能をお授けになるんだろうなあ・・・」と思ったのでした。


エリックさん、高津文美子ちゃんと。

Nasueric_055



December 01, 2008

空耳アワー

Itehu









三の酉とどっちにしようかさんざん迷い、結局、酉は混むから疲れるだろう、と外苑前。
そしたら、絵画館前の銀杏並木は「いちょう祭り」とかで人がごった返してました。
どこ行っても混んでんじゃん。 人のいない閑散としたイメージしかないからなー、この並木。
おまけに「イチョウの葉を掲げて一枚」撮ったら、ヒッチハイクみたいになりました(上写真)。


不況の影響か、この「いちょう祭り」、日曜日の絶好の家族行楽になってるらしく、並木道を人がごった返すさまはまるで「ゴッドファーザーⅡ」のリトルイタリー。 そう思った途端、ニーノ・ロータの例の旋律が頭から離れなくなって、それを隣にいたツレに訴えたら、
「ぼくはさっきから『戦争と人間』(の音楽)だ。 なぜなら、絵画館の前で浅丘ルリ子と高橋英樹が会う有名なシーンがあって・・・(下写真)」
もういいですごめんなさいよけいなこと言いましたよねえ私。

ちなみに彼の脳内では、桜並木を見ると「八つ墓村」、武道館に行くと「日本沈没」、京都駅では「ガメラ3」の音楽が必ずかかるそうです。

Kaigakan



« November 2008 | Main | January 2009 »