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June 20, 2009

大磯

Ooiso









とある小説を読んでいたら突然大磯に行きたくなり、朝、急に思い立って車飛ばして行ってきました。
東名をつかえば都内から一時間で行けてしまうという、案外気軽なところです。


5分もいれば世をはかなんでしまいそうなくらい寂しい海辺のドライブインシアター(営業してるのか?)に迷い込んだり、その作家さんが好きだという柿ピー屋さんを探し回ったり、老舗っぽいはんぺん屋さんに入ってなんとなくさつま揚げを買ったり、ふらりと喫茶店に入ってコーヒー飲んだりしてました。


なんでこんなことしてるっかっていうと、あと10日で本が出るのでなんとなく落ち着かないからです。


とはいえ、興味は書いてしまったものより常に今書いてるものにあります。 で、今書いているものが当初予想していたよりずっと重く、こりゃうかつに書けないな、とロケハンの必要性を感じていた矢先。
先日、取材にうってつけのとある施設の存在をテレビで知り、昨日もランチの席で「実は行ってみたい施設があるんだけど、けっこう遠いところにあるらしくて云々」とか言ってたら、


あったんですよ、大磯に、テレビで見たその施設が。
鳥肌が立ちました。 ぜんぜん有名なところじゃないので、ドライブ中にたまたま見つけたのもほとんど奇跡といっていいくらい。
もちろん、車停めて即取材。
ありがたい話ですが、「ふらふらしとらんで早よ書け」と何かに言われた気がします。


長い小説を書いている時ってけっこうこの手の偶然に出くわします。 ですが、こんな展開を小説に書こうものなら「ご都合主義でリアリティがない」と言われるのがオチ。
オタマジャクシが空から降ってきたり、「なんでもアリ」が許されるのって、実は「現実」だけなのね。


しかし、大磯という街のあの独特の空気感ってなんだろう。 不思議です。
よさげなうなぎ屋さんも見つけたので、たぶん、近々再訪します。



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